文谷さんの作品は、色を抑えた線描による表現です。時に細く繊細な線、時に太く大胆な線により構成される画面は、あまり構想を決めずに即興的に描かれていくそうです。一方、松村さんは、線による下書きをもとに、主に木版によって色彩豊かな画面を作ります。版画は計画性の必要な技法ですが、温かみのある色彩と形が、自由な雰囲気を醸し出します。
対照的な二人の作品ですが、生命の息づかいに基づく線から始まる、という点で共通しています。線から出発しながら、それぞれ独自の方向に発展していった二人の個性の競演をお楽しみください。


〈 文谷有佳里／Bunya Yukari 〉
1985年岡山県生まれ。2010年東京藝術大学大学院美術研究科修了。モノクロームの線描により即興的に画面を構築する手法で知られる。名古屋市美術館や埼玉県立近代美術館など各地の展覧会に参加。愛知県を拠点に活動。


〈 松村かおり／Matsumura Kaori 〉
1986年静岡県生まれ。2011年愛知県立芸術大学大学院美術研究科修了。主に版画の技法を援用した色彩豊かな作品で評価されている。愛知県美術館や東京都現代美術館など各地の展覧会に参加。静岡県を拠点に活動。


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会期中のイベント

◉アーティストトーク：文谷有佳里・松村かおり *終了しました
3月18日（土）　14:00 ～（60分程度）
予約不要、入館料のみにてご参加いただけます。

◉学芸員によるギャラリートーク（説明会）
①4月22日（土）14:00～　　
②6月11日（日）11:00～
（各回40分程度）
予約不要、入館料のみでご参加いただけます。

◉公開制作：文谷有佳里・松村かおり
日時：5月1日（月）・2日（火） 10:00～16:00
予約不要、入館料のみでご見学いただけます。
※場合により作家が会場にいないことがあります。ご了承ください。

◉ワークショップ　
https://greenable-hiruzen.co.jp/data/147/museum_detail/
対象：小学生からおとなまで
入館料のみでご参加いただけます。

　松村かおり 「削ってカラフルドローイング」　*要予約
　日時：5月3日（水・祝）　10:00から12:00の間に30分間隔で4回実施
　定員：各回10名
　
　文谷有佳里 「みえないドローイング」
　日時：5月3日（水・祝）　14:00から16:00の間で随時受付
　※予約不要


＜予約方法＞
◎受付期間：定員に達し次第終了
◎予約・問合せ：真庭市生活環境部スポーツ・文化振興課　
　℡:0867-42-1178（平日8:30～17:15）
　Fax：0867-42-1416
　メール：sportsbunka@city.maniwa.lg.jp
　　　*いずれでも申込可能です。
◎申込の際お伝えください。
　1.参加人数、および参加希望者（複数の場合は全員）の氏名。
　　最大4人まで　
　2.電話番号（日中連絡のつく番号）　
　3.住所　
　4.中学生以下の参加希望者の学年または年齢をお書きになるか、電話口でお伝えください。

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